先達の書いた回路図
ある回路設計を進める上で、参考になる回路があれば、じっくりその回路を読み
ましょう。技術雑誌などに載っている回路図では、うその回路や非常識な回路もか
なりありますので、間違い探しの気持ちを忘れずに読むことも重要ですが、設計者
がどういう意図でその回路を設計したか、動作原理はどうなっているか考え理解し
ながら読むことは非常に勉強になるものです。それが趣味なのならば構いませんが、
すでに解決されている問題で、もう一度悩むことは文化への冒涜かもしれませんし、
なにより会社にかかるコストとあなたの人生の無駄になります。あなたが、「これ
は新しい素晴らしい回路だ。」と思えるものを考え付いたとしても、もう一度、い
ろいろ文献や教科書をあたってみてみましょう。私たちが考え付くようなことは、
大抵の場合すでに誰かが考え付いていることが多いものです。もしその回路が使用
されていないならば、なにか理由があってそうなっているのではないかと考えてみ
ましょう。本当に、どこにも載っていない回路で、優れた特徴があるのであれば、
特許のチャンスです。頑張ってみましょう。ビジネスチャンスも広がるかもしれま
せん。
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