部品の個性を知る−抵抗

タンタルチップ
標準的に使用される。周波数特性が良い。比較的安価。 雑音が少ない。比較的安定度が高い。高精度のものが入手可能(〜0.5%) DCからUHF帯で使用。
カーボンチップ
標準的に使用される。周波数特性が良い。安価。DCからUHF帯で使用。
炭素皮膜
標準的に使用されていたが、現在ではほとんどの場合にチップ抵抗が使用される。 難燃性のものがほとんど。安価。DCからHF帯で使用。
金属皮膜
雑音が少ない。温度係数が小さい(100ppm/℃程度)。経年変化が少ない。 高精度(〜0.1%)のものが入手可能。 高精度アナログ回路や、高音質オーディオなどに使用される。比較的高価。
金属箔
雑音が非常に少ない。温度係数が非常に小さい。経年変化が少ない。 超高精度(〜0.01%)の物が入手可能。超高精度アナログ回路に使用される。高価。
ソリッド
今となっては使用されていない。過負荷時に発火する 危険がある。振動に弱い。雑音が多い。経年変化が大 きい。湿度に弱い。ある程度周波数特性が良い。安価。
酸化金属皮膜
中電力回路に使用される。耐電圧が高いものが得られ るため、数100Vの回路に使用されることが多い。 周波数特性は悪い。DCからMF帯で使用。
セメント平版
中電力用。主に電流検出、過電流保護などに使用され る。周波数特性は、そこそこに良い。DCからHF帯。
セメント巻き線
中電力〜大電力用。主に負荷として使用される。巻き 線であるため、周波数特性は極めて悪い。低周波用。
 その外の部品も、機会があったら分解してみましょう。新しい発見があるかも知 れません。

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