PLLの基本設計例
具体例をあげて、PLL発振回路の簡単な基本設計を説明する。
【要求仕様】
項目 | 最小値 | 標準値 | 最大値 | 単位 |
発振周波数範囲 | 349.3 | - | 359.3 | MHz |
周波数ステップ | - | 12.5 | - | kHz |
実際の設計では、C/N 比や、スプリアス特性、温度特性、過渡応答、
特性の優れた VCOの設計、低消費電力化、 PLL-IC の選定など
多岐に渡って考慮する必要があるが、ここでは主に部品定数の算出
のみを扱うこととする。
★PLL発振器の一般的構成
PC | 位相比較器 |
CP | チャージポンプ |
LPF | ループフィルタ |
VCO | 電圧制御発振器 |
TCXO | 温度補償水晶発振器 |
DIV | 分周器 |
PS | プリスケーラ |
■VCOの設計とKv
■位相比較器のKp
■分周器とNT
■直流ループゲインK
■ループフィルタとωn, ζ
■過渡応答と雑音帯域幅
参考資料:モトローラ MC74HC4046A アプリケーションノート
参考データシート:モトローラ MC74HC4046A,
富士通 MB1511,
NEC 2SC4226,
東芝 1SV245



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